富士フイルムは、幅広い分野で革新的な製品と効率的なソリューションを提供するグローバル企業で、社会と生活の質に貢献し、環境の持続可能性の改善に努めています。

ウィスコンシン州との歴史

ウィスコンシン州マディソンで2004年に設立されたCellular Dynamics International(CDI)は完全機能型のヒト細胞の開発・製造に従事しています。CDI の従業員数は150人。富士フイルムは、2015年3月に同社を3億7百万ドルで買収しました。米国ウィスコンシン州ウォーワトサで2001年に設立されたTeraMedicaは、診断画像ツール用のソフトウェアを開発しています。従業員数は40人であり、米国内で200以上の病院、そして国外では300以上の病院が同社のソフトウェアを利用しています。富士フイルムは2013年に同社との間に米国販売パートナーシップを締結しました。2015年5月には同社の買収に伴い、このパートナーシップは恒久的なものになりました。その際の価格データは公表されませんでした。

理想の立地

「Cellular Dynamics Inc.を富士フイルムにお迎えし、両社の技術とノウハウを融合させることで、私たちは創薬と再生医療の分野において競争優位に立てるようシナジーと効率性を探求してゆきます。」と、富士フイルムCEO の古森重隆氏は述べます。

親しみのこもった歓迎

2015年に事業開発ミッションの一環として訪日したウィスコンシン経済開発公社(Wisconsin Economic Development Corporation :WEDC)の代表団は、富士フイルムの役員と会合を開き、買収について議論を交わしました。WEDC の目標は、様々な企業と地元の資源を結び付けるお手伝いをし、買収企業、ウィスコンシン州市民およびその経済が相互に恩恵を受けられるようにすることです。

「Cellular Dynamics Inc.を富士フイルムにお迎えし、両社の技術とノウハウを融合させることで、私たちは創薬と再生医療の分野において競争優位に立てるようシナジーと効率性を探求してゆきます。」

東京に本社を置く富士フイルムは、ウィスコンシン州を基盤とする2つの企業であるCellular Dynamics Inc.とTeraMedicaを2015年に買収しました。