バンクーバーを拠点とするSmart Watersは、建設業や地方自治体のための貯水システムをデザインし、供給しています。このシステムでは、大量の雨水を地下の貯水槽で蓄え、町の雨水排水システムの氾濫を防ぎます。さらに、蓄えられた水は灌漑や消防、紙やパルプの製造に再利用することができます。

ウィスコンシン州との歴史

ウィスコンシン州ミルウォーキーに本拠地を置く水会議からの招待を受け、2015年にそのBREW(ウィスコンシン州における事業・研究・起業家精神・)アクセラレーターへの申請を提出しました。この技術を米国市場に広める良い機会であると考え、アクセラレーター・プログラムへの参加を決めたと、CEOのジェイミー・ゴーディー氏は語ります。その年、Smart WatersはBREWへの参加が決まり、技術向上のために最新鋭の研究施設および機材、有名な研究指導者やグローバル・ウォーター・センターのオフィススペースへのアクセス権を取得しました。自社製品をプログラム終了時までに商品化するという目標が、参加企業の成長を促します。「水会議は、プログラムに参加している企業とパートナーや投資家とを結びつけるため、懸命に努力している」と、ゴーディー氏は述べています。

理想の立地

CEOジェイミー・ゴーディー氏は、BREW参加のためミルウォーキーに初めて来た頃はまだ、この都市についてあまり良く知らなかったと述べています。しかしその後、Smart Watersはウィスコンシン州でも有力な水技術に携わる企業や研究の中で成長しました。水に関するその豊富な革新のおかげで、ゴーディ氏は「ここウィスコンシン州にショップを開設しています」と語ります。彼は約5〜10人の新しい従業員を雇用して、新しい事業拠点にスタッフを配置します。

親しみのこもった歓迎

BREWに参加したことにより、Smart Watersは5万ドルの資金提供を受けることができ、グローバル・ウォーター・センタ―のオフィススペースを、1年間無料で利用しています。また、世界最大の水技術の展示会であるWEFTEC 2016へも参加し、BREWタンクというイベントでSmart Watersの技術を何千ものWEFTEC参加者に紹介する機会を得ました。

「ここウィスコンシンに、支店を設立することにしました。」